

製材所で発生する残材のようにエネルギーや堆肥として90%程度、利用されているものもありますが、バイオマスの種類によって利用率にはばらつきがあります。特に、家庭から発生する厨芥類などは、大半が焼却処理され、活用されていません。 こうしたこともあって、バイオマス・ニッポン総合戦略では、2010年を目処に、廃棄物系バイオマスについては、二酸化炭素の炭素量換算で80%以上利用することが、また、未利用バイオマスについては、二酸化炭素の炭素量換算で25%以上利用することが目標にされています。
| 対象バイオマス | 年間発生量 | 利活用の状況 |
|---|---|---|
| 家畜排泄物 | 約9,100万トン | 堆肥利用 約80% |
| 食品廃棄物 | 約1,900万トン | 肥料・飼料としての利用10%未満、残り90%が焼却・埋め立て処理 |
| 廃棄紙 | 約1,400万トン | 古紙として回収されず、その大半が焼却 |
| 黒液(乾燥重量) | 約1,400万トン | ほとんどがエネルギー利用(主に直接焼却) |
| 下水汚泥(濃縮汚泥ベース) | 約7,600万トン | 建設資材・堆肥利用 約60%、埋め立て 約40% |
| 製材工場等残材 | 約610万トン | エネルギー・堆肥利用 約90 |
| 林地残材 | 約390万トン | ほとんど未利用 |
| 建設発生木 | 約480万トン | 製紙原料、ボード原料、家畜敷料等への利用 約40% |
| 農作物非食用部(稲わら、籾殻等) | 約1,300万トン | 堆肥、飼料、畜舎敷料等への利用 約30% |